RIKEN BRAIN SCIENCE INSTITUTE (理研BSI)


夏休み高校生理科教室 ちらし


対象 高校生 先着60名
  • 定員に空きのある場合のみ当日参加可能です。
  • 講演会のみでも参加可能です。
  • 広報用に撮影がございます。ご了承ください。

紹介ビデオ

スケジュール 12:15~12:45 受付(大河内ホールロビー)
12:45~12:55 開会の挨拶
合田 裕紀子
脳科学総合研究センター
センター長代行
13:00~13:50 講演「タンパク質の凝集を理解する ~神経変性疾患の病態解明を目指して~」
田中 元雅 タンパク質構造疾患研究チーム チームリーダー
13:55~14:15 グループディスカッション
14:30~15:30 研究室見学 
   ~16:00 アンケート記入後解散
場所 理化学研究所 大河内記念ホール(埼玉県和光市広沢2-1)

講演:タンパク質の凝集を理解する ~神経変性疾患の病態解明を目指して~

田中 元雅

田中 元雅( たなか  もとまさ)
タンパク質構造疾患研究チーム チームリーダー

 

高齢化社会を迎えたいま、老化などによって脳の機能が低下することで生じる様々な神経変性疾患のメカニズムを解明し、その治療法を開発していくことは重要な課題になっています。本講演では、疾患原因タンパク質の凝集化に着目した私たちの最新の知見を紹介し、神経変性疾患の克服を目指した取り組みについて、高校生の皆さんと一緒に議論したいと思います。




お申し込みの受付は終了いたしました。
たくさんの応募ありがとうございました。




田中先生ってどんな人?
聞いてみました!

田中 元雅 プロフィール
ご出身は
京都府出身ですが
小学校低学年までは東京育ちです
今でも京野菜や京漬物は好きです。


Education
東大寺学園高校(奈良市)卒業
高校生の頃、なりたかった職業はありますか?
この頃から生命科学の研究者を志していました。
そのきっかけはありますか?
特別なきっかけはないのですが
癌や白血病などでヒトは若くして死んでしまうことがあるので、
病気のメカニズムを解明して、世の中のためになればいいなと思っていました。
そういう意味で、医者になるよりも、もっと根本的な原因を知りたいと思いました。大学生になってから、一般書や科学雑誌などから遺伝性の神経難病に興味を持ちました。
1994年 京都大学 工学部 石油化学科 卒業 
ノーベル化学賞を受賞した福井謙一先生の学科で、物理と化学を学びたいと考えました。
大学生活でのエピソードを教えて下さい。
友人とアジアやヨーロッパのいろいろな国へ海外旅行をしました。
例えば、現地でガイドを雇ってネパールの山をトレッキングしたり、オーストラリアでスキューバダイビングをしたり、北欧で白夜を経験した思い出があります。
勉強では、3年生の学生実験がかなりハードでしたが、いま思うと、良いトレーニングになりました。
1999年 京都大学大学院 工学研究科
分子工学専攻 博士課程修了
その講義や熱意に衝撃を受け、希望していた森島績教授の研究室に入り、厳しくも楽しい大学院生活を送ることができました。
どんな大学院生活でしたか?
当時、森島研は不夜城と呼ばれ、研究室の明かりが消えることはなく、
毎日のように、深夜にみんなでコンビニに夜食を買いに行ったり、ラーメンを食べに行ったりしていました。
研究はもとより、発表練習も厳しかったですが、先輩、後輩の分け隔てがなく、自由で活発な雰囲気がありました。
いまでも年1回、森島研OB・OGで研究会を開催し(40人ほど集まります)、良い刺激を受けています!


Research and Professional Experience
1996-1999年
日本学術振興会 特別研究員
1999-2002年
理研BSI 基礎科学特別研究員
理研BSIの貫名信行先生の研究室に入り、私にとって異分野の神経科学を学ぶ機会を得ました。
博士課程3年生の春に研究室を訪問した際に、温かく迎え入れて頂いたことをよく覚えています。
2002-2006年
アメリカ カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)博士研究員
その後、UCSFのジョナサン・ワイスマンの研究室に入れたことも幸運でした。ワイスマン教授には、いまでも家に泊めて頂いたりしています。
貫名研究室とワイスマン研究室の
一員になれたことは、いずれも研究者としての転機になりました。
アメリカに行ってカルチャーショックなど感じたことはありますか?
サンフランシスコは気候や食物も良かったため、日本よりも暮らしやすかったと思います。
一年中、同じような服装をしていたためか(いまでもですが……)、遠目からも周りによく気づかれました。
研究では、予期せぬ幸運に巡り合いました(詳細は当日に!)。
2003-2005年
日本学術振興会 海外特別研究員
2005-2009年
科学技術振興機構さきがけ研究員
2006-2011年
理研BSI 田中研究ユニット ユニットリーダー
2011年から現在
タンパク質構造疾患研究チーム チームリーダー


田中先生について
ご趣味はなんですか?
スポーツ観戦(サッカー、野球、ラグビー、アメフトなど)。
最近、子供が一緒にサッカー観戦や釣りに行くことができる年齢になり、私自身が一番楽しんでいます。野球では、やはり阪神タイガースが気になります。
また、京大のアメフトが復活することを秘かに夢見ています。
尊敬する人はいらっしゃいますか?
野村克也、スティーブ・ジョブズです。




今年も選べる!
見学希望研究室

村山 正宜(行動神経生理学研究チーム) 村山 正宜(行動神経生理学研究チーム)
  • 大学の専攻:生命科学
  • 大学院の専攻:生命科学
  • テーマ:簡単な実験から「感覚」と「運動」を考える
    まずは自己紹介を兼ねて、高校から大学進学までのお話をします(略歴:体育推薦で高校進学後、理系に転向して研究者)。次に、感覚と運動について皆で考えます。ここでは自分の体や昆虫を用いた実験を通して、脳機能の不思議を考えます。空想実験も考えてもらいます。ひょっとしたら昆虫と通じ合えるかも!?
宮坂 信彦(シナプス分子機構研究チーム) 宮坂 信彦(シナプス分子機構研究チーム)
  • 大学の専攻:薬学
  • 大学院の専攻:薬学
  • テーマ:匂いを感じる脳のしくみ
    嗅覚は人が豊かな生活を送る上で欠かせない感覚です。例えば、風邪をひいて匂いが分からないと、食べ物は美味しく感じられません。では、脳はどうやって匂いを感じているのでしょう? 私たちの研究室では、鋭敏な嗅覚を持つ熱帯魚を使ってその謎に挑戦しています。魚の行動の模擬実験を通して、嗅覚系のしくみを紹介します。
内匠 透(精神生物学研究チーム) 内匠 透(精神生物学研究チーム)
  • 大学の専攻:医学
  • 大学院の専攻:分子生物学
  • テーマ:こころは分子で説明できるのか?
    顔や背丈は遺伝の要素が強いのは理解できますが、こころも遺伝なのでしょうか? 環境なのでしょうか? こころにも遺伝が関与するということを理解するためにこころの病気の研究を自閉症を例にとって紹介します。
田中 和正(神経回路・行動生理学研究チーム) 田中 和正(神経回路・行動生理学研究チーム)
  • 大学の専攻:分子生物学
  • 大学院の専攻:心理学
  • テーマ:神経活動を見て、聞いて、操作する ~いま神経科学で何ができるのか~
    脳のはたらきを理解するためには、そのはたらいている様子を観察してしまうのが効果的です。さらに、観察した活動を操作することで実際に脳のはたらきを模倣できれば、「理解」に説得力が生まれます。では、現在の神経科学にどこまでそれができるのか、どこから先はできないのかを高校生のみなさんと議論したいと思います。
Thomas Edward Chater(シナプス可塑性・回路制御研究チーム)

Thomas Edward Chater(シナプス可塑性・回路制御研究チーム)

こちらは英語でのレクチャーです。

  • Undergraduate degree: Biological Sciences with Neuroscience Honours
  • Graduate degree: PhD in Neuroscience
  • Title: Exploring the brain a cell at a time
    The brain is an incredibly complex structure, composed of millions of individual cells, which are constantly communicating with one another. In order to better understand how the brain integrates and processes information it is useful to look at how these individual brain cells behave. My work focuses on imaging and electrophysiological recordings from various types of brain cell.
岡本 仁(発生遺伝子制御研究チーム) 岡本 仁(発生遺伝子制御研究チーム)
  • 大学での専攻:医学
  • 大学院での専攻:生物物理化学
  • テーマ:動物はお互い同士でなぜ闘うのか、どのように闘いをやめるのか?
    動物は、適者生存による進化を促進するために、同種間で闘う。この闘いは、様式化されており、どちらかが降参する時点で攻撃が止む。ゼブラフィッシュを使った研究から、手綱核と脚間核を繋ぐ並行して走る2本の神経回路の中で、片方が、降参をし難くし、もう片方が、降参をし易くするように働くことが明らかになった。この神経経路は、魚から人間まで進化的に保存されているので、魚だけでなくヒトを含めた哺乳類での、闘争の制御にも深く関わっていると考えられている。私たちは最近、マウスを使った研究で、進化的に相同な神経回路が、闘争の制御に深く関わっていることを明らかにした。
宮脇 敦史(細胞機能探索技術開発チーム) 宮脇 敦史(細胞機能探索技術開発チーム)
  • 大学での専攻:医学
  • 大学院での専攻:分子神経生物学
  • テーマ:脳のしくみを観る
    新しい発見は絵のように美しい画像と共に現れることもしばしば。生命科学者は、さまざまな生物試料、すなわち細胞や組織、動物個体を顕微鏡で観察しながら、生命現象を司る普遍的な原理を見つけようと日々研鑽を積んでいます。
    協賛・新学術領域「レゾナンスバイオ」
    新学術領域「レゾナンスバイオ」

見学希望の研究室を申し込みフォームから選んで頂けます。
但し、ご希望に添えない場合もありますのであらかじめご了承下さい。


2016年 参加者の声

  • 実験の動画や、面白い画像を見ることができて、楽しく講演を拝聴することができました。
  • 脳波を送ることで計算が速くなるなど興味深かった。同期の全体性と局所性についてはよくわかったが何故同期が起こるのかが分からなかった。
  • 「同期」という現象が自分の脳でも起こっていることに驚いた。局所性についてが少し難しかった。BMIによって、病態を安全に回復できるようになれば良いなと思った。
  • It was surprising to find out how many different professions were linked to the research about the brain.
  • 同期現象のメトロノームの実験が印象に残りました。すごかったです。とても面白かったです。でも少し分からないことがありました。
  • 脳科学を行うにはいろんな学問が関わって複雑であることが分かった。
  • 漢字が難しかったり、分からない単語があった。しかし、とても良い経験となった。
  • 先生が、最初に「このラボは実験器具とか何もないの。あるのは脳だけ」とおっしゃっていたのがとても印象的でした。内容は、難しいところもあったけれど、説明が面白かったです。
  • 脳の基本原理を数字で表すというのは難しそうだと思いました。人工知能について、大変くわしく教えて頂きました。面白い話でした。コンピューターのすごさを感じることができ、一日中学習し続けるのはすごいなぁと思いました。ありがとうございました。
  • たくさんの映像や実際の体験で、おもしろく学べ、とても楽しかった。自分の先入観や推測はしていないつもりでも結構かかわっているのだな、と思った。脳の研究は、難しいイメージだったけれど、お話を聞いて、とてもおもしろいものだな、と興味を持てた。
  • ビデオを見ながらや、実際に体験をしてみながら説明をしてくださったので、理解しやすかったです。先入観に影響されて目の前にあるものを異なった見方で見てしまうような脳の構造をもう少し詳しく知りたい名と思いました。
  • 障害というものは、元々私達の体(細胞内)に原因があるものだけでなく、親からもらった遺伝子の中にあったり、急に何らかの原因で生じるものなど様々であるとわかった。病気は難しい問題で、治療の仕方もまだ分かっていないものも多いと改めて知った。
  • てんかんの話や自閉症の話。ネットでは嘘情報もたくさんあり、信頼性のうすいものばかりなのを忘れてネットの内容を取り入れていたので今回正確な情報を得ることが出来て本当に良かったと思う。
  • 研究生活のことも話してもらえて面白かった。
  • 脳が記憶を保存していくメカニズムについて、脳の細胞の1000倍もあるシナプスがあるので、記憶を拡張し続けられるのではないかという考えがおもしろいと思った。
  • 動物の親和性という自分があまり知らなかった分野でも分かりやすく説明してくれた。
  • 愛着行動は哺乳類はほとんど共通していることがとても面白かったです。赤ちゃんが泣き止む行動は一緒だということが印象に残りました。
  • 生きている神経細胞を初めて見ることができた。大きくて高そうな顕微鏡がたくさんあって、無菌室もきれいでうらやましかった。
  • 普段自分が単語などを覚えたり、学問を理解する時にシナプスがくっついているのは知らなかった。研究室に入ったのは初めてだったけど実験をするのは面白そうだと思った。
  • 実際に神経細胞を観察することができ、細胞一つひとつの形や大きさなどについても理解することができ、自分にも大きく関わっていることであるということが最も印象に残った。
  • It was very interesting to see a live experiment with the mouse and an actual mouse's brain, and to see the differences between species of animals (e.g. mouse, cat, homo sapien) and different parts of the brain.
  • とりあえず英語トーク大変だった。コントローラーを使わなくても、脳波がカメラなどで認識し、機械を動かせるのはすごいと思った。
  • 脳からでる信号を直接伝える技術は、今後様々な分野に応用されていくことが分かった。
  • 難しい話だったけど、分かりやすく、たとえたりしていただけて理解できました。なかなか聞けないお話を聞けて、とても良い機会でした。お話のほとんどが自分の知らないことばかりでとてもわくわくしましたし、もっとお話を理解するために勉強をがんばりたいなとヤル気が出ました!! ありがとうございました。
  • やっぱり講演よりも、それぞれの専門の先生が話してくれるこの方が、その先生が本当にそれが好きでやっているのだなということが伝わってきて、面白かった。それぞれの先生に個性があり、話を聞く環境も話し方も違って面白く、少人数で話を聞けたので質問もできて凄く良かったです。
  • いろんな病気や、自分のしていることに、ほとんど脳が関係していて、もっと勉強したいと思いました。人工知能について、もっと知りたいと思ったので、専門の人の話が聞ける授業を沢山開いてほしいです。とても興味がわく内容で、全然知らない分野だったので、勉強したいと思いました。
  • 私は普段の生活であまり脳を意識したことがなかったのですが、私達の生活に一番関わりが深いのが脳だということを改めて実感することが出来ました。脳について自分でも調べてみようと思います。
  • 不思議に思っていたことを知ることが出来ました。研究員の人もやさしく、わかりやすくてよかったです。
  • もっとたくさんの研究室に行ってお話しを聞きたいと思いました。





お申し込みの受付は終了いたしました。
たくさんの応募ありがとうございました。